【出版社】文学と知性社
【著 者】沈 薫
【構 成】A5版 476ページ
【book guide】
蔡永信は、朴東赫と会い、恋に落ちる。ふたりは共に、農村改良運動に生涯をかけようと誓う。
永信は、東赫の漢谷村を訪れる。村の青年たちが、熱心に耕作に励んでいる姿を見て、彼女は深く感動する。
朝、永信が起きると、起床ラッパの音がなり、若者たちが広場に集まって、体操を始める。そのあと、朝もやの中で、みんなが揃って歌を歌う…
【作者について】
沈薫は、1901年に生まれ、1936年にこの世を去るまでの短い生涯の中で、小説、詩、映画の世界で旺盛な創作活動をしたことで知られている。
名作『常緑樹』は、東亜日報創刊15周年記念懸賞に当選作である。賞金の一部で「常緑学院」を設立。常緑学院は後の常緑国民学校の母体となった。
沈は『常緑樹』の映画化に取り掛かり、脚色、配役まで整えたが、朝鮮総督府当局の妨害に遭い、実現できなかった。
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今は亡き梶村秀樹先生が主宰する現代語学塾の門下生とともに翻訳して出版した本を、学生時代、涙を流して読んだことがあります。 同名の歌があって、それを何度も聞いているうちにこの小説のことを思い出しました。 原文でもう一度読みたいと思います。
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